今回は、日本人の80%以上が抱えている首凝りの悩みです。
私は幸せな事に、沢山のボディーを観る機会をクライアントさんから頂いております。
同じ人でも数週間で別人のように変化する事があります。
それは心と身体が密接に繋がっているから。

頭で何かを思考すると、感覚が生まれ、感情とセットで身体の変化になって現れます。
それは信じる、信じないに関係なく、実際に人間が無意識のうちに行っている自然なプロセスなのです。

その変化を自分で知覚して受け入れてあげることができれば
無意識のうちに反応して残した身体に残した感情の傷を

自分で意図的にコントロールして手放すことができるようになるサイクルが始まります。

自分自身の身体にちょっと意識を向けるだけで、そのしこりを見直し、

それを受け入れた後に流す事が出来るようになってきます。


例えば、出費が増えてお金の心配をしたり、返済計画を細かく考えていたりと、

お金に不安を抱えている人には共通の特徴があります。

それが今回のテーマである首凝りの悩みです。

お金に悩んでいると頸椎7番目(下を向いた時に一番出っ張ってる首の骨)の

周辺の筋肉がして硬くなっている事が多いのです。

「借金で首が回らない」とよく言いますが、それは本当だな~、と感じます。

ここの痛みは、借金をしていなくても、お金のことで悩むと症状が出る事が多いです。

実際、私もお金の事で不安を感じるとミシミシ音を立てるように首の筋肉が収縮しはじめます。

PCやりすぎかな?とアレコレ考えてみますが、それはあくまでおまけ。
そして、放置しておくと自律神経のバランスもあっという間に崩れてきます。


多くの症例から検証した結果


左側に現れる凝りやしこりは受け身の行動を強いられる時が生じる事が多いようです。


不本意な支払いをイヤだな~と思いながら払ったりした時など、
納得出来ないままのお金関係の何かが起こった場合、それがコリとしてその思いを身体に残しています。


この痛みは胸椎1番2番、肩の上部まで広がり凝り固まっている事が多々あります。
右側にできる凝りは自らの積極的行為がなかなか進まない時に現れます。
そして、その凝りの度合いは借金の金額の多さというよりも思いの深さで固さが変わってきます。


沢山借金していても「どうにかなるさ~」と考えている人、
「どうしようどうやって返済したらいいんだろう」と深刻になり落ち込んでいる人とでは、
凝りの度合いも大きく異なってきます。

日本人は他国の人よりも、リスクヘッジの精神が高いので最悪の事態を考え、
想像しただけでその結果落ち込んでしまうパターンに陥ることが多いです。
これでは首も肩もガチガチに固まり、自律神経のバランスを崩し、呼吸が浅くなり、更にイライラしたり、
どんより落ち込んでしまったり、さらにはうつまで誘発してしまいます。

そういう場合は、自分の気持ちを見直し、悪循環に陥らないように早めに身体の痛みに気付き、
悩みと一緒に凝りも解消していくと、その後の結果も変わってきます。

また、今の季節は朝起きて突然首に激痛が走る人も多いです。
「寝違えたみたい」と申告してくれる人も、よく観察をしてみると同じような悩みを抱えています。

こういう場合は、頭蓋骨を緩めて、腋窩リンパを流してあげると症状が軽くなっていきます。
ポイントは、後頭部を温めること。後頭部は脳髄液が流れてる大事な場所です。
湯船に浸かるときに、炭酸系の入浴剤を入れて、湯船を満タンにし、
頭まですっぽりつかってしまうのがおすすめです。またわきの下は、気が付いた時にもみほぐすといいでしょう。

このように、身体の痛みには必ず意味があります。
じっくり向き合う事で自分の考え方の癖を見つけ、
痛みを緩和し、毎日をハッピーに変える方法を見つけてみて下さい。

今日もみなさまが明るく自分らしく生きていけますように・・・